高知県公立大学法人規程集

トップページに戻る
最上位 > 第5 高知工科大学 > 第9編 その他 > 第3章 アドミッション・ポリシー
高知工科大学学士課程アドミッション・ポリシー〜入学者受入れの方針〜(令和7年度入学生~)
【学士課程全体】
 高知工科大学は「大学のあるべき姿を常に追求し、世界一流の大学を目指す」ことを目標として掲げています。この目標に賛同し、来るべき社会に活躍できる人材になるという強い意志と情熱を持ち、勉学意欲のある人を求めます。
 高知工科大学には、システム工学群、理工学群、情報学群、データ&イノベーション学群、経済・マネジメント学群の5学群があります。各学群の教育の理念・目標を理解するとともに、それぞれの分野への高い関心と志望動機・目的意識を持ち、本学で学ぶための基礎学力を有していると認められる人の入学を希望しています。
 
■システム工学群
 高知工科大学(学士課程全体)のアドミッション・ポリシーのもとに、システム工学群では、ものづくり一般に広く興味を持ち、それらを応用し、新しいシステム構築を切り開く意欲に溢れ、次のような資質を持つ人を求めます。
 ①論理的思考および柔軟な発想力
 ②基礎学力(数学・理科)
 ③協調性およびコミュニケーション能力
 ④国際コミュニケーション能力(英語)を高める意欲
 さらに、大学院へ進学することで、ものづくり分野や新しいシステム構築をけん引するようなハイレベルなエンジニアを目指すことを推奨します。
 本学群の入学試験について、上記の4つの資質を持ちあわせた人材を選抜するために、以下の入試を実施します。
 4つの資質を持ちあわせながら、特に①と②に秀でた人を選抜するために「一般選抜」を実施します。「一般選抜」では、主に大学入学共通テストと理科・数学の個別学力試験の結果をもとに評価し、選抜します。
 4つの資質が総合的に優れた人を選抜するために「総合型選抜」を実施します。総合型選抜では、面接試験にて③、④を、学群適性検査にて①、②を評価します。適性検査と面接試験の結果に、提出書類の評価を加え、総合的に人物を評価し、選抜を行います。
 さらに、多様な人材を選抜するために「社会人特別選抜入試」を実施します。
 
■理工学群
 高知工科大学(学士課程全体)のアドミッション・ポリシーのもとに、理工学群では、自然科学について興味があり、探究心に溢れ、次のような資質を持つ人を求めます。
 ①自然科学全般を学ぶための十分な基礎学力
 ②学んだことを社会で活かすためのコミュニケーション力と語学力
 ③持続可能な社会の構築に尽力したいという意欲
 ④身に付けた広い分野の知識を融合させて社会に貢献したいという情熱
 さらに、大学院へ進学することで、製品開発・商品開発や持続可能な社会の構築をけん引するような、先端的な科学技術に精通した人材を目指すことを推奨します。
 本学群の入学試験について、上記の4つの求める資質を評価・選抜するために、以下の入試を実施します。
 4つの資質を持ちあわせながら、特に①と②に秀でた人を選抜するために「一般選抜」を実施します。一般選抜では、主に、大学入学共通テストと理科・数学の個別学力試験の結果をもとに評価し、選抜します。
 4つの資質を総合的に評価するために「学校推薦(一般区分)」、「総合型選抜」を実施します。学校推薦(一般区分)では、口頭試問にて①、②を、面接試験にて③、④を評価します。面接試験と口頭試問の結果に、提出書類の評価を加え、総合的に人物を評価し、選抜を行います。総合型選抜では、面接試験と提出書類にて②、③、④を、学群適性検査にて①を評価します。適性検査と面接試験の結果に、提出書類の評価を加え、総合的に人物を評価し、選抜を行います。
 さらに、多様な人材を求めるために「社会人特別選抜入試」を実施し、優れた人材を見出します。
 
■情報学群
 高知工科大学(学士課程全体)のアドミッション・ポリシーのもとに、情報学群では、情報学に対する興味と明確で適切な目的意識を持ち、次のような資質を持つ人を求めます。
 ①広い興味を持ち、主体的に真理を求める積極性と探究心
 ②問題を正しく理解し、論理的に考察して、自分の考えを的確に伝えられる能力
 ③ねばり強く打ち込み問題を解決する力
 ④高等学校で学習する幅広い分野の基礎学力
 ⑤数学や理科の論理的な理解
 ⑥協調性が高く、専門領域でリーダーシップをとり活躍できる能力
 さらに、大学院へ進学することで、AI・コンピュータ科学、サイバーリアリティ、脳情報・心理情報学の各分野をけん引するような高度な技術者を目指すことを推奨します。
 本学群の入学試験では一般選抜に加え、多様な人材を求めるために総合型選抜を実施します。
 「一般選抜」では大学入学共通テストによって③、④を評価し、理科・数学の個別学力試験によって②、③、⑤を評価して選抜します。
 「総合型選抜」では面接試験によって①、②、⑥を、学群適性検査によって②、③、⑤を、提出書類によって①、③、④、⑥を評価して選抜します。
 さらに、「社会人特別選抜入試」を実施し、優れた人材を見出します。
 
■データ&イノベーション学群
 高知工科大学(学士課程全体)のアドミッション・ポリシーのもとに、データ&イノベーション学群では、社会における課題解決や事業創造などに関心があり、これを次世代IT技術と多様な文理の学問を学ぶことで実現しようとする意欲があり、次のような資質を持つ人を求めます。
 ①困難に立ち向かう強い意志と積極性
 ②高等学校までに学ぶ広範な知恵と基礎学力
 ③論理的かつ柔軟な思考を持ち、文理を統合し得る資質
 ④協調性およびコミュニケーション能力を持ち、社会と対話する資質
 ⑤様々なデータからソリューションを創造し、社会にイノベーションをもたらす意欲
 さらに、大学院へ進学することで、世界的に急速な広がりを見せるデジタルトランスフォーメーションをけん引するハイレベルなデータエンジニア、データサイエンティスト、ハイレベルマネージャーを目指すことを推奨します。
 本学群の入学試験について、上記の5つの資質を持ちあわせた人材を選抜するために、以下の入試を実施します。
 5つの資質を持ちあわせながら、特に②と③に秀でた人を選抜するために「一般選抜」を実施します。本試験では、主に大学入学共通テストと個別学力試験の結果をもとに評価し、選抜します。
 5つの資質について総合的に優れた人を選抜するために「学校推薦(一般区分)」、「総合型選抜」を実施します。学校推薦(一般区分)では、面接試験にて①、④、⑤を、口頭試問にて②、③を評価します。面接試験と口頭試問の結果に、提出書類の評価を加え、総合的に選抜します。総合型選抜では、面接試験にて①、④、⑤を、学群適性検査にて②、③を特に評価します。適性検査と面接試験の結果に提出書類の評価を加え、総合的に人物を評価し、選抜を行います。
 さらに、多様な人材を選抜するために「社会人特別選抜入試」を実施します。
 
■経済・マネジメント学群
 高知工科大学(学士課程全体)のアドミッション・ポリシーのもとに、経済・マネジメント学群では、社会や組織の課題とその解決に関心があり、次のような資質を持つ人を求めます。
 ①物事に主体的に取り組む積極性を持つ
 ②知的な能力を伸ばすことへの向上心がある
 ③経済学やマネジメント学を中心とした社会科学全般を学ぶために必要な基礎学力を身に付けている
 ④課題が提示されたとき、自身の知識と経験をもとに論理的に解決策を考えられる
 ⑤自分の考えを他者に対して明確に伝えられる
 ⑥学業あるいはスポーツにおける特定の分野に秀でた能力を持つ
 上記の資質を持つ人を評価し選抜するために、本学群では以下の入学試験を実施します。「一般選抜」では、大学入学共通テストと個別学力試験により、特に③を評価します。「学校推薦(一般区分)」では、提出書類により②と③を、面接試験により①と②と⑤を、面接試験中の思考力を問う質問により③と④と⑤を、特に評価します。「総合型選抜」では、提出書類により②と③と⑥を、面接試験により①と②と⑤を、学群適性検査または実技試験により⑥を、特に評価します。
 さらに、多様な背景や経験を持つ人を求め「社会人特別選抜入試」を実施します。