高知県公立大学法人規程集

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高知工科大学学士課程ディプロマ・ポリシー ~卒業認定・学位授与方針~(令和6年度入学生~)
【学士課程全体】
 高知工科大学は、教育の基本理念として「来るべき社会に活躍できる人材の育成」を掲げ、広い教養を備え深い専門知識と優れた人間性を持つ想像力豊かな人材を養成します。その実現のために、以下のような能力を身に付け、学則に定める卒業要件を満たした者に対して学位を授与します。
 1 自発性・創造性
  自ら問題を発見・提起し、目標を定め、そこに到達する技法を見出し解決することができる自発性と創造性
 2 システム的視点
   分野を超えた知識や視野を持ち、物事をトータルなシステムとして捉え最適化することができる能力
 3 国際的思考とコミュニケーション能力
  グローバル化が進む社会の中で、自らの考えを発信するために必要とされる国際的な視野とコミュニケーション能力
 4 専門能力
  社会の潜在的要求を察知し、それを実現するための方策を見出すことができるなど、社会で十分に活躍できる高度な専門能力や技能と視野
 
■システム工学群
 システム工学群の設定した科目の学修を通じて、広い視野を持って社会に貢献できる人材を養成することを目的とし、以下の知識および能力を身に付けた者に対し、学士(工学)の学位を授与します。
 1 システム構築の基盤となる機械、電子、建築土木の工学分野に共通する基礎知識
 2 機械、電子、建築土木いずれかの分野における高度な専門知識
 3 日々進歩する技術に柔軟に対応できる能力
 
■理工学群
 理工学群の設定した科目の学修を通じて、科学技術、自然環境の有機的なつながりを理解できる広い視野と倫理を持って活躍する人材を養成することを目的とし、以下の知識および能力を身に付けた者に対し、学士(理工学)の学位を授与します。
 1 基礎的な理工学の知識を有機的に連結して活用できる能力
 2 物理学、化学、生命科学のいずれかの分野における高度な専門知識
 3 製品や生産プロセスの社会・自然環境に対する影響を予測し評価できる価値判断力
 
■情報学群
 情報学群の設定した科目の学修を通じて、広く次世代の情報技術を担える人材を養成することを目的とし、以下の知識および能力を身に付けた者に対し、学士(情報工学)の学位を授与します。
 1 情報工学の基本的な知識および実践的な情報処理技術
2 AI・コンピュータ科学、サイバーリアリティ、脳情報・心理情報学のいずれかの分野に関する高度な専門知識および技術
 3 学んだ知識を活用し、情報社会の課題を自ら発見し解決する能力
 
■データ&イノベーション学群
 データ&イノベーション学群の設定した科目の学修を通じて、工学的視点と社会に対する俯瞰的な視野の両方を兼ね備えた人材を養成することを目的とし、以下の知識および能力を身に付けた者に対し、学士(データ&イノベーション学)の学位を授与します。
1 AI・データサイエンス、工学全般、ネットワーク等の情報技術および経済学・心理学等の人と社会の理解に必要な基盤概念に関する基礎知識
 2 AI・データサイエンスおよびデジタルイノベーションの分野に関する高度な専門知識
 3 幅広い知識を統合して、価値創造やソリューション創出を行う能力
 
■経済・マネジメント学群
 経済・マネジメント学群の設定した科目の学修を通じて、経済学分野、経営学分野および関連分野の知識とそれらを活用する知恵を兼ね備え、企業や行政、その他様々な組織のマネジメントにおいて活躍できる人材や自ら起業する気概と能力を有する人材を養成することを目的とし、以下のとおり修得する知識や能力に応じて、学士(経済学)または学士(マネジメント学)の学位を授与します。
〇学士(経済学)
 社会経済の諸課題を認識し、経済政策や地域政策など経済学が担う社会経済のシステム設計を行う人材に求められる、次の知識および能力を身に付けた者に対し、学士(経済学)の学位を授与します。
 1 経済学分野、経営学分野および関連分野の基礎的な専門知識
 2 経済学の理論を理解し、実践的に応用できる能力
〇学士(マネジメント学)
 企業経営、起業経営、行政経営などの各分野において、市場の分析から経営企画・構築・運営が総合的にでき、マネジメントのプロフェッショナルに求められる、次の知識および能力を身に付けた者に対し、学士(マネジメント学)の学位を授与します。
 1 経済学分野、経営学分野および関連分野の基礎的な専門知識
 2 経営に必要な能力を持ち、実践的な経営企画ができる能力